メルマガ建築・リフォームの専門家

トイレの水回りリフォームあれこれ【建築リフォーム】第386回メルマガ

「トイレ」の水回りのリフォームについて。

今回のメルマガ担当は、建築・リフォーム担当の中村です。

 

今年の冬は寒くなったり、暖かくなったりと気温の差が激しいです。
体調管理に気を付けながら仕事に精進しています。

今回は、リフォームの中でも多いのが「キッチン」「お風呂」「洗面所」そして
「トイレ」の水回りのリフォームです。

今回はトイレのリフォームについて、
機能性や快適性などから見たトイレリフォームのポイントについてまとめてみました。

ポイント1:普段のお掃除・お手入れがしやすいか?

トイレ掃除ってちょっと面倒ですよね。
でも普段からきちんとお手入れをしておかないと、気がついたら汚れが付着して取れなくなったりして、
さらに掃除が大変に・・・。

ところが、最近のトイレはすごいです。

どうすごいのかをひとことで言うと「お掃除・お手入れがラク!」

例えば、TOTOのネオレストシリーズの便器は、汚れが溜まりやすい便器のフチ裏をなくした形状で
便器の拭き掃除がとても楽そうですね。

他にも、便座部分(ウォシュレット部分)が浮き上がって拭き掃除ができるものなど、
「お掃除・お手入れのしやすさ」にこだわっただけでも各社様々な工夫を凝らしたトイレがあります。

その中でも「便器の中をいつもきれい、ずっときれいにしておきたい」というならオススメしたいのがこれ。

LIXILの「親水性陶器のトイレ」です。

親水性?

ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、簡単に言うと水が馴染む性質のトイレということです。

 

従来のトイレは、汚れがつかないように、陶器の表面にコーティングを施して、汚れも水も弾くような商品でした。

しかし親水性陶器のトイレの場合は、付着した汚れとトイレの陶器の間に水を流し込んでその勢いで汚れを落とすという機能です。

この機能を取り入れた商品が、LIXILのアクアセラミックというトイレ用の陶器。

従来の陶器に比べて圧倒的に汚れがつきにくいからお手入・お掃除がとても楽になりますね。

他にも、パナソニックのアラウーノシリーズのように

泡で飛び跳ねを抑制することでトイレの床や壁を汚さない工夫や、

便座部分が浮き上がって便器の拭き掃除が楽なトイレなどもあります。

放置してしまうと汚れや匂いが気になりやすい場所だからこそ

「お掃除やお手入れのしやすさ」はこだわりたいポイントの一つです。

ポイント2:狭いトイレ空間を広くしたいなら「タンクレストイレ」がオススメ

家の中でもかなりスペースが制限された空間がトイレです。

中には、「家のトイレはなんでこんなに窮屈なんだ」と不満を感じている人もいるのではないでしょうか?

そうかと言って、トイレのスペース自体を大きくするのはかなり大変です。

そんなときオススメなのが「タンクレストイレ」です。

タンクレストイレは言葉の通り水を溜めるタンクが無くなったトイレのことで、

管が水道に直接つながっているため、水を貯蔵するタンクが必要無いつくりになっています。

このタンクがないことで、その分トイレ空間を広く使う事ができます。

例えば、リクシルのタンクレストイレ「サティスSタイプ」の奥行きは63.5cm。

対してタンク有りトイレの「アメージュZA」は76cmの奥行きがあります。

タンクレスの方が12.5cmも小さくなっています。

「たったの10cmちょっと!?」と思うかもしれませんが、

もともと小さなトイレ空間の場合はたった10cmでもトイレ内での向き変えや

小さなお子様の付き添いが断然やりやすくなりますよ。

この差は大きいのです。

ただし、タンクレストイレはある程度の水圧が必要になるので、

2階など上層階のトイレには設置できない場合があります。

ポイント3:意外と見落としがち?「トイレの節水」

次は「節水トイレ」です。

家の中で一番水道代がかかるところってお風呂のイメージがあるかもしれませんが、

実はトイレも結構な量を使っていると言われていいます。

東京都水道局によると、トイレが約28%、お風呂が約24%、炊事が約23%、洗濯が約16%で、

お風呂よりもトイレの使用量のほうが多いということですね。

LIXILのウェブサイトによると、古いトイレ(1989~2001年発売)の1回の使用水量は

大が13リットルですが、ECO4便器の場合は大4リットル/小3.3リットル。

年間にすると、古いトイレでは約75,900リットル、対してECO4便器では約20,300リットルと約73%もの節水を実現しています。

水道料金に換算すると年間で約14,700円も節水できるそうです。

もちろんLIXILに限らず最近のトレイだと、1回当たりの水の使用量は5リットル前後まで抑えられてきています。

特に2010年代以降の商品はどんどん節水が進んでいます。

ちなみに、節水して使う水の量自体は減っても、各社ともに水の流し方などが工夫されているので洗浄力はアップしているので安心ですね。

まとめ

トイレは毎日の生活に欠かせない空間だからこそ、ちょっとしたこだわりが快適リフォームに繋がります。

いかがでしたか?

今回はトイレリフォーム時のトイレの選び方のポイントとして3つのポイントを紹介させていただきました。

全ての方が毎日必ず利用するのがトイレです。

社内でトイレについて話していたときも、

「どこの便座が一番座り心地が良い」とか

「やっぱりウォシュレットは●●●の水の当たり方が一番」とか。

このトイレに対して、「どんな機能を求めているか」や「どんな空間にしたいか」などこだわりは

本当に人それぞれだと思います。

自分に合ったトイレの形を知るためには、

各メーカーさんのショールームにおもむき実際のトイレをお借りし試してみることが一番です。

トイレという空間は小さい部屋ですが、生活する上で必要不可欠な空間です。

だからこそ、自分好みの機能・デザイン・内装にこだわって、

居心地の良い快適な空間にトイレをリフォームしてみませんか?

 

中村 寧のプロフィール
材木屋の長男として生まれ育つ
10歳の頃より父の会社を継ぐことを志す
学生時代は勉強と言うよりスポーツと遊びに明け暮れる
平成5年に社会へ出て5年間サラリーマン時代を過ごす
平成10年に株式会社大功へ入社

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https://www.smile-family.jp/info

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