２０２０年１２月までに入居した人を対象に住宅ローン減税の控除期間が３年延長されます

早咲きの桜を見かける時期になりました。新しい生活に向けて家を改築したり、新たに購入された方も多いかと思います。家は大きな買い物ですが、色んな支援策が出ています。それらを上手に利用して負担を減らし快適な新生活を送りましょう！

投稿日：2020年3月23日

そもそも住宅ローン減税って、どういう制度なんですか？

色々と細かい条件はありますが、簡単に言うとこうです。

住宅ローン減税とは：
年末時の住宅ローン残高に応じて 1%の割合で返還してもらえる制度です。最長10年間、最大で年間40万円の減税が受けられます（一般住宅の場合）。

例：年末の時点で2,000万円の住宅ローンが残っている場合　＝　20万円の減税

消費税が上がったことで減税してもらえる期間が10年間から13年間に延長されたんですね。

そうです。令和2年12月31日までの間に入居した人が対象ですね。

住宅ローンは金額が大きいから、年間1%が戻ってくるのは助かりますね😆🎵

ずっと1%なわけではないですよ。

え？

10年目まではその通りなんだけど、11～13年目は次のうち低い方の額が減税されます。

（１）年末の住宅ローン残高×1%（最大で年間40万円　※一般住宅の場合）
（２）建物購入価格×2％÷3（年）※一般住宅の場合

メルマガにも書いたのでご覧くださいね。

『住宅ローン減税が3年延長（2020年12月末まで）【住宅ローン】第415回メルマガ』
https://www.smile-family.jp/archives/4706

はい！質問です。
メルマガでよくわからないところが🤔
中古住宅を個人で売る人には、消費税5%時代の住宅ローン減税の施策が適用される、というのは…？

個人で売る場合は消費税の取引が無いので、支援策の対象外ということです。 金額と適用期間については、これを見るとわかるかな？↓

住宅ローン減税の上限と控除期間：

消費税が5%：
上限2,000万円（最大20万円の控除）、最長10年間

消費税が5%->8%：
上限4,000万円（最大40万円の控除）、最長10年間

消費税が8%->10%：
控除期間が10年間から13年に延長。
（一般住宅の場合）

でも、中古住宅を不動産屋に頼んで売っている個人もいますよね？

では、中古かどうかではなくて、誰にお金を払うのか、を考えてみましょう。

（１）A さんが不動産屋Bに家を売る->不動産屋Bが家を売る->Cさんが家を買う

（２）A さんが不動産屋Bを介して家を売る->不動産屋Bが家を売る->Cさんが家を買う

（１）の場合は、CさんからＢさんに、家の代金[住宅価格]+消費税を払っています。

（２）の場合は、Cさんは BさんではなくA さんに、家の代金[住宅価格]を払っていますが、この時に[住宅価格]については、消費税を支払いません。消費税の取引は無し。

国の方針としては、消費税を10％支払う人に「税金が増えちゃうから、その分に相当する税金をまけてあげる」というもの。なので、消費税10％を支払う必要がない人には、その恩恵も無しでイイね。

…と、いうことですね。

だから（２）の場合は、今回の支援策の対象外ということですね。
「新築、中古物件が対象」って書いてある記事も多いから、ちょっと混乱しました💦

住宅ローン減税が適用されるかされないか。どのくらい適用されるのか。 条件がたくさんあるから丁寧に調べてくださいね。

確かに細かい、そして言葉が難しい…（←メルマガで紹介された国税庁のページを見ています）

でも頑張って読んでるね！何か気になる条件はあった？

住宅ローン減税の上限が家の造りで違うみたいですね。

・一般住宅の場合は上限4,000万円
・認定長期優良住宅または認定炭素住宅の場合は上限5,000万円

良い家を建てると控除も多くなるってことですね。 「炭素住宅」ってなんだろう🙄❓

それはもう一人の中村さんに聞いてください～😅

今回の専門家
中村諭（住宅ローンソムリエ®）<担当：住宅ローン>

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