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源泉徴収された報酬はどう書けば良いですか?帳簿は?確定申告書は?

美子
前回の説明で源泉徴収の意味はわかりました。
でも帳簿や確定申告の用紙にはどう書けば良いんですか?具体的に教えてください!
田中(税金)
大丈夫😊!この書き方を覚えてね。
たとえば1回の講師料が5万円の講師が、講演会の後に手渡しで報酬を貰うとします。

源泉徴収される金額:所得税10%、復興特別所得税0.21%
50.000円×0.1=5,000円(所得税)
50.000円×0.0021=105円(復興特別所得税)
→合計5,000+105=5,105円(源泉徴収された金額)

美子
実際に手渡してもらった金額と源泉徴収分で引かれた金額の2項目を書くんですね。
田中(税金)
勘定科目名は「事業主貸」か「仮払税金」としてください。
美子
月末に振り込みでもらった場合はどう書くんですか?
美子
なるほど。講師を務めた日(報酬が発生した日)に1項目、報酬を受け取った日に2項目を書くわけですね。
田中(税金)
こうやって見るとわかりやすいでしょ?
美子
そうですね!スッキリしました。
これを合計して確定申告の用紙のどこかに書けば良いんですか?
田中(税金)
支払いがされた翌年の1月頃に、報酬を支払ったところから「支払調書」が送られてきます。
その「支払済みの税金」の金額を、確定申告の申告書Bの44番「源泉徴収税額」に記入すれば良いですよ
美子
確定申告の期間は通常1月から3月ですよね?1月に届くのは遅くないですか?
田中(税金)
でも会社側も12月の決算後に作成しないといけないから😅
美子
そっかー。じゃあ自分の帳簿を参考に確定申告書を作りつつ、最後に支払調書で確認するって感じでしょうか?
田中(税金)
そうですね。あらかじめ会社側にも支払調書を送ってもらうよう確認しておいても良いかもしれません。
美子
今年から基礎控除額が変わったり、e-Taxで青色申告すると控除額が増えたり、色々と変更があるんですよね??早め早めに準備した方が良さそうですね!
田中(税金)
頑張って!

今回の専門家
田中 敏文(税金)

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