暮らしのQ&A

築20年の一戸建て住宅の有効活用法を教えてください!

質問:

父から相続した築20年の一戸建て住宅があります。友人からは使わないのであれば、 売却した方が良いと言われています。ただ、父の土地(約50坪)なので、手放したく ない気持ちもあります。何か有効な活用方法はありませんでしょうか? 場所は新京成線の沿線で徒歩10分くらいです。宜しくお願いいたします。

回答:

(5分野の専門家からの回答です)
ローンの専門家からの回答
ご相談者様はじめまして。専門分野「住宅ローン・アパートローン」を担当しております 中村 諭 です。
宜しくお願いいたします。さて、ローンの専門家の立場から回答させて戴きます。

今すぐには不動産を手放したくない。しかし、手元に現金は必要。
というケースもあろうかと存じます。
(たとえば、ご自宅は手放したくないが、ゆとりある生活をおくるには年金だけでは心もとない。など。)
そのような場合には、【リバースモーゲージ】という仕組みがあるのを知っておかれると良いかと思います。リバースモーゲージとは、簡単には、自宅を担保に銀行からお金を借りて、返済は、自分が亡くなった時に自宅を銀行に提供するというイメージです。

もちろん、お金で返せば、ご自宅は御子息に残すことも可能です。
人生100年の時代です。

住宅ローン返済が終わったご自宅があれば、「人生を有意義に過ごすために不動産の有効活用を積極的に考えなければならない。」そんな時代になってきたのだと思います。

以上ご参考になれば幸いです。

建築・リフォームの専門家からの回答
ご相談者様はじめまして。専門分野「建築・リフォーム」を担当しております 中村 寧 です。
宜しくお願いいたします。

今回のご質問に対しお答えする事は特にございませんが、松戸市もこの数年、人口が増加してきており駅から近い(徒歩10分)土地はとても魅力的だと思います。建物の状態にもよりますが賃貸として提供されてはいかがでしょうか?家も車などと同じで使用(住んでいない)していないと傷みも早くなると言われています。(定期的に風を通す等が必要です)もし建物の状態が芳しくないのであればリフォームをして賃貸にされてはいかがでしょうか。また最近、一戸建ての住宅をシェアハウス

http://first.dot-three3.com/ などにして貸し出すなんて事もブームです。

以上ご参考になれば幸いです。

税理士からの回答
ご相談者様はじめまして。専門分野「税金」を担当しております。
田中 敏文です。宜しくお願いいたします。
さて、税金の専門家の立場から回答させて戴きます。

私の方からは、もし売却をした場合の税金についてお話をさせて頂きます。
売却をした場合には、譲渡所得が発生して納税が起きる場合があります。
この点も考慮して頂ければ幸いです。

参考までに譲渡所得の計算を示しますと以下のようになります。

譲渡収入-(取得費+譲渡費用)

※取得費とは、父から相続しました1戸建ての購入時の価格を元に計算した金額です。(建物は、購入時の価格から減価している計算をしますので、購入価格を元に計算した金額と書きました。)

所得費についての注意点

1.ご質問が相続で取得しておりますので父が購入したときの価格(売買契約書等によって確認)を元にして計算します。

2.相続したときに相続税を支払っている場合相続してから3年以内ならば一定額を取得費に加算します。

3.相続した土地建物について売買契約書等を紛失して分からない場合譲渡収入の5%を取得費として見なします。

以上ご参考になれば幸いです。

保険の専門家からの回答
ご相談者様はじめまして。専門分野「保険」を担当しております 山野井 章 です。
宜しくお願いいたします。

FPの考え方ですが、様々な有効活用方法はありますが、やはり目的が何かが一番重要になります。

・将来的には立て直ししその土地に住みたい
・ただ単に資産運用目的に所有しておきたい
・駐車場やアパート経営をしたい
・現金化したい
・現状では今後どうしたいかが分からない 等々

まずはどのようにしたいかFP等の専門家の情報を聞いて、目的を明確化するのが良いと考えられます。

以上ご参考になれば幸いです。

不動産の専門家からの回答
ご相談者様はじめまして。専門分野「不動産」を担当しております 川井 輝久 です。
宜しくお願いいたします。ご質問ありがとうございました。土地の活用方法はいくつか考えられます。

①貸家として人に貸す。
②更地にして駐車場にする。
③賃貸アパート、マンションを建てる。
④ストックハウス、コンテナ等、物置として人に貸す。 等です。

① 貸家については、家賃収入が入りますので現実的な活用方法だと思います。ただし、貸主としての責任が発生しますので、リフォーム等の手直しは必要になると思います。

② 駐車場についても、賃料が入りますので現実的な活用方法だと思います。ただし、今回の土地は約50坪ですので、台数の制限はあるかもしれません。台数が比較的取れるのであれば、コインパーキング会社への一括貸しも可能です。

③ 賃貸アパート・マンションについては、土地約50坪という制限の中で建築費との効果測定の為、事業シミュレーションが必要です。また、エリア調査も必要です。新京成沿線は家賃の下落幅も大きいのが現状ですので、注意が必要です。

④ ストックハウス・コンテナ等はアパート・マンションに比べて初期費用は少なくて済みますが、やはりエリア調査が必要です。近くにマンション群などがあると、借り手が多いかもしれません。

いずれにしても、活用するにも初期費用が掛かりますし、費用の大小にかかわらず事業となりますので、地元で実績のある会社等に相談してみることをお勧めします。 親より引き継いだ土地を簡単に手放して良いものかという気持ちはよく理解できます。売却の場合には、譲渡所得税等の絡みも考え、良く比較検討するべきでしょう。

以上ご参考になれば幸いです。